タヒチまできてあんまりネットを気にする人もいないかしれないけど、一応色々と調べた。
まず簡単にまとめると・・・
- モバイルネット (Vini, Vodafone) → 割高感あるけどかなり使える
- 有料Wifi Hotspot (ViniSpot) → 割高感あるけどまぁまぁ使える
- ホテルネット → 大体の所で厳しそう
- ローミング系 → べらぼうに高い
- 島による差とかはあまりなさそう。(少なくともタヒチ島、ボラボラ島、モーレア島の三つは大丈夫)
モバイルネット
タヒチではViniとVodafoneの2つのキャリアをよく見る (というかこれしかないかも) 。
結論的にはどっちもまぁまぁだけど、Viniが無難な感じかも・・・?
Vini
ViniのSIM
タヒチではこちらの方がメジャーらしい (Prepaid Data SIM Card Wikiより)。
島のいたるところの看板とか、TV CMとかでもよく見かける。
買い方
タヒチの空港では時間がなくて買えず (というか店があるのか不明)、街中のショップで買うことに。
僕が使った店の場所 → 店の場所のGoogleMap
ちなみに日曜日は休みです。日曜はケータイショップに限らずほとんどの店がやってません。(土曜到着だったのでこれは結構困った)
SIMは郵便局とかでも買えるらしいですが、今回は行きませんでした。
一応スーパーマーケットも見てみたけど、リチャージカードしかないっぽい。
設定は店員の人が全部やってくれましたが、APNに'internet'と設定するだけっぽいです。
費用・リチャージ
データのみのカードをお願いしたところ、
SIMカード自体が2050XPF (2300円ぐらい) で500MBのデータ付きでした。
1GBぐらいのデータが欲しかったので、追加で2000XPF (2200円ぐらい) のリチャージカードも買いました。
費用感的には他の国と比べてちょっと高めですね。
リチャージは7010番に対してSMSでスクラッチコードを入れるだけっぽいです。
あとどうやらEspace Client (https://clients.vini.pf/portal)
というページからオンラインでクレカからリチャージもできるようです。
フランス語しかないっぽいのでGoogle翻訳を活用してやてみたところ、
無事にチャージできました。
ちなみにフランス語圏の話なのかタヒチ限定の話なのかはわかりませんが、
ここのパンフレットとかはなぜかMo (メガオクテット) という単位を使っています。
MB(メガバイト)と実質意味は一緒ですが。。。
通信速度
測ったところでは全てDownは6Mbps以上、Upも大体2Mbps近くだったので、ほとんど問題なく使えそうです。
場所等 |
Down(Mbps) |
Up(Mbps) |
Ping(ms) |
パペーテ |
17.9 |
1.81 |
250 |
ボラボラ夜 |
11.4 |
2.55 |
248 |
ボラボラ昼 |
6.91 |
1.70 |
249 |
モーレア |
10.3 |
2.37 |
245 |
モーレア港 |
9.83 |
2.11 |
254 |
(計測条件詳細は記事末尾に記載)
Vodafone
VodafoneのSIM
日本に一瞬参入した、イギリスのVodafone。Viniとコーポレートカラーがかぶっているので若干ややこしい。
買い方
Viniと同様に、街中にいくらかVodafoneのショップを見かけました。
今回はパペーテマーケットそばのVodafone店舗 (GoogleMap) で買うことに。
費用
1GB使えるデータ用SIMカードが3450XPF (3800円ぐらい) でした。
Viniよりやや安いようです。
こちらも設定は店員の人が全部やってくれました。
APNに'Internet' (※はじめ大文字らしいけど、本当かなぁ・・・) と設定するだけっぽいです。
通信速度
Downは遅くても数Mbps出ているようで問題なさそうです。
ただUpはちょっと遅い時がありました。夜だったからか、たまたまか。
場所等 |
Down(Mbps) |
Up(Mbps) |
Ping(ms) |
パペーテ |
4.18 |
2.18 |
255 |
ボラボラ夜 |
2.74 |
0.07 |
267 |
ボラボラ昼 |
3.20 |
1.08 |
267 |
モーレア |
6.27 |
2.17 |
256 |
モーレア港 |
6.53 |
1.00 |
254 |
(計測条件詳細は記事末尾に記載)
全体的にはViniより数値は見劣りしますが、まぁいずれにせよ大きな問題はなさそうです。
Vodafoneの方がカバーエリアが少ないという話でしたが、
今回は島の隅々まで行ってないのでカバーエリアの差まではわからず。
有料Hotspot (ViniSPOT)
携帯電話とは別に、ViniSPOTという時間課金制のWifiサービスが街のあちこちで使えます。
僕が使った時は、ホテルのネットよりはだいぶ快適に使えました。
使い方・料金
5時間のViniSPOTカード
スーパーマーケットとかViniの店で売っているViniSpotのカードを購入すればOK。あとはそれっぽいWifiに繋いで、カードに書かれている
IDとパスワードを入力するだけ。
ViniSpotの購入ページからクレジットカードで購入することもできるようだけど、
僕が試した時はどうもHTTP522エラー (サーバー側がなんか壊れてた・・・?) で使用できずでした。残念。
値段は1時間480CFP (≒522円)、5時間1980CFP (≒2155円)、10時間で3300CFP (≒3591円)といった感じ。これもちょっと割高感は感じる。
ただ5分間以上使ってない場合はカウントストップするようなので、ちょいちょい切断して使っていれば案外長い時間使える。
(この手のサービスでは当たり前だけど)
通信速度
宿泊したホテルにあったViniSPOTを使ってましたが、僕が計測した時はダウン5.18MBps、アップ0.16Mbpsでした。
モバイルネットより速度面では劣りますが、特に容量制限がない (多分) ので写真バックアップしたいとか、
大きいファイルをダウンロードする時とか、YouTubeが見たくて見たくてどうしようもない時は活躍しそう。
一回しか測ってないけど、Ooklaの結果はっときます。
その他
ホテルのネットは・・・
大体のところで遅いようです。特に夜とか。時間帯によってはほぼ使えない時間とかも多々ありました。
ボラボラ島、モーレア島、タヒチ島でいくつか (Airbnb的なアパートメントとか、安ホテルとか、水上コテージとか含む) 泊まって試しましたが、
僕が泊まったホテルでは全部ダメでした。
ローミング系は・・・
Taktもdocomoもなんかパッケージ料金とかなくて、とても高いです。
例えばTaktだと料金表によると
仏領ポリネシアは1MBあたり2,457円。非現実的プライス。
大体の会社で仏領ポリネシアはフランスと別扱いのようです。
ここでローミングするのはあまり賢明ではなさそう。
(僕も使う予定では無かったんですが、三井住友のクレジットカードのトラブルで結局1500円分ぐらい通話するハメに。
無駄に数百円かけて待機音楽聞かされる時の気持ちはなかなか。まじこれ何とかしろって感じ)
(補足) 本記事の計測条件の詳細
- iPhone8+iOS11にて、Ookla Speedtestアプリで計測
- 通信相手サーバーはTokyoの「OPEN Project (via 20G SINET)」というやつを選択して計測
- 場所・計測時刻については以下