自分でバイク (CBR250R) のメーターの修理してみたよ

CBR250RはメータのバックライトLEDがやたら壊れやすいらしく、ウチのやつも数年前ぐらいに たまにチカチカするようになり、最近ほとんどつかなくなってしまった。

タコメーターはまぁいいかというか感じだが、速度表示は夜にちょっと困る。 というか捕まる。(らしい。バイク屋さん談)

これ、交換になると何万円かは掛かるらしい。

貧乏性なのでLEDごときで・・・と思ってしまったため自分で修理しました。

// という事を参考メモとして書いておこうとずっと思いながら半年放置してしまった。ようやく書いた。

LEDの用意

LEDは秋月電子に売っていた 高輝度白色チップLED OSW5DLS1C1A を使った。

偉大なる先駆者たち (参考参照) がこれ使ってたから。

LED装着面まで解体

まずは表面から見えるボルトを外してメーター部分をバイク本体から外す。 裏のケーブルさえ気をつければそんなに難しくない。

次にメーター裏から見える三盆のネジを取り外して、カバーからメーター本体を取り外す。

裏側から8本のネジを外す。 一箇所Warrantyがどうのこうのって書いてあるが、もはやWarrantyもクソもないので気にせず除去。

全て外すと、メーター部・基板から、カバーが取れます。

タコメーターの針を外す。

正しいやり方はわからんのですが、僕はペンチで掴んでメリッと外しました。結構硬かった。

あとは、基板側のツメを外せるよように真っ直ぐにする。これもペンチでやった。

↑これを↓

こうする。(戻すときは逆)

こういう止めかたって初めてみたが、自動車関連では一般的なんだろうか。

残りは液晶の部分のた端子がつながってるので、その部分を折らないように引き離す。 この端子は多分刺さっているだけなので、まっすぐ引き離せば素直に離れる。 剥がすときに、表示切り替えとかのボタン部分のパーツが外れるので注意。

(ちなみにこのボタンの部分、戻すときの取り付け方を間違え手戻りしたりして苦労したので、 初めのうちからどうついていたかよく確認しておいたほうがいい)

剥がした後。赤い部分が端子

ここまでしてようやくLED部分にたどりつく。

(どうせすぐ壊れるならもう少しアクセスしやすい作りにしてくれてもいいのに・・・ととか思ってしまう。)

回路の状態確認と付け替え

ここから先は電子工作的な領域です。

まずは、壊れているのがLEDだけか?というのをある確認。

本体の配線に、分解した基板部分だけ接続して、通電してみる。

下にある4つが速度計のLED。N灯とかはついてますが、ここは見事に消灯してる。

消えているLEDの端子電圧をそれぞれ測り、ついでに極性も見ておく。とりあえず今回は4つとも電圧があったので、回路自体は多分大丈夫なんでしょう。 ここで電圧が来てなかったりすると、結局付け替えても治らず、という悲しいことが起こります。 (実際どの程度あり得るのかはわかりませんが・・・)

電圧が来てることまで分かったので、あとは頑張って付け替える。

うちにはハンダごてが一本しか無いので、挟んで外す、みたいな上品なことは出来ません。

破壊上等って感じで壊れたLEDごと溶かす勢いで焼いた上で、半田吸収線を併用して外しました。 (良い子は真似しないでね)

LED側はどうでもいいけど、基板側でショートした状態にならないようには注意したほうが良いとは思う。

後は秋月で手配したLEDをハンダ付ける。 そして再度基板のみ本体とコネクタをつないで、動作確認。

今回は面倒なのでメーターの方は交換せず。 面倒と言うか、わざわざ危険を犯してまで光らせなくてもいいかな、という感じ。

あとは分解した逆の手順で戻していくだけ。 先述したボタンの付け方以外では特に苦労すること無くできた。

その他

作業中にバイク内に蜂の巣を発見した。ずっと一緒にツーリングしてたのかな・・・。

偉大なる先駆者たち (参考文献)